HSCはささいなことに動揺しているだけではありません

HSCの情熱は静かで青い炎のごとく、より熱く完全燃焼することを心から望んでいます。

もっともっと熱く!

だから4つの性質の全てをそのまま「生きづらさ」から「生きる力」へ、なのです。

HSCは、今、この世界のすべての美しさを分かち合うことの大切さをひしひしと感じているのです。

 

「人一倍敏感な」4つの性質(※1)

①深く処理する

②過剰に刺激を受けやすい

③感情の反応が強く、共感力が高い

④ささいな刺激を察知する

 

これらのうち①④はメリットとして、②③はデメリットとして印象付きやすい性質と言えるかもしれません。 

ただし①④は表面化しにくいがゆえに認識が難しく、見逃してしまいがちです。

HSCが二次的に他の病気や障害を発することがあるのもそれゆえかと思われます。 

また②③を以ってHSCと診断してしまうことのないよう十分な注意が必要です。

アーロン博士は著書において「4つのうち1つでも当てはまらないなら、おそらく『人一倍敏感』な性質ではないと思います」と述べています。(※1)

 

全3回HSC継続カウンセリングではHSCが社会生活を送るために大事なポイント

 

⑴バウンダリー(境界線)の引き方

⑵ダウンタイム(休憩)の取り方

 

この2つに対して効果的なセルフマネジメントの方法を、HSCの保護者の方に覚えていただくことができます。

いつも平穏な心で寄り添っていらっしゃること。それこそが最大限にHSCを励ます力となります。

 

HSCにとって最も多くの時間を過ごす家庭という場所が、感情に溺れることなく自分の感情を即時に観察し穏やかに自己表現できる環境となり、ダウンタイムを効果的かつ効率的に取れるようになるからです。

 

自由に自己表現することができるようになれば、やみくもに感情を押し殺して我慢し過ぎた結果、感情を暴発させるということがなくなります。

 

静かに燃える青い炎のように、HSCの熱い情熱を燃やし続けることができるようになります。

今よりも、もっともっと熱く!

 

アーロン博士も、「世界は素敵に成長したHSPを必要としています」(※2)という言葉を、切実なメッセージとして伝えてくださっています。

 

                                                                                                       もりやゆうこ HSC・HSP専門カウンセラー

 

(※1)エレイン・N・アーロン著、明橋大二訳『ひといちばい敏感な子』(一万年堂出版、2015年)425ページ参照 

(※2)同上439ページ参照