(再掲)よく泣く息子とよく怒る娘。。。

よく泣く息子と

よく怒る娘は

 

悲しい、ってこういうこと

怒る、ってこういうこと

 

すごくシンプルに見せてくれた。

 

 

娘は、

わたしの代わりにしばしば怒ってくれた。

怒るタイミングと怒り方が絶妙で

それはとてもとても痛快だった。

娘が示してくれたお手本で、

わたしは痛快な怒り方を覚えることができた。

 

「ママ、泣いてる場合じゃない!怒らなきゃ!!」

 

「相手が怒っている時には自分も怒り返さないと、

その人はもう話したくないって思っちゃうんだよ。

相手が怒ったら、ちゃんと怒り返さないとダメなんだよ」 

 

「ママはお兄ちゃんの方が好きなんでしょ。

お兄ちゃんは怒らないからね。

ママは怒らない人が好きなんでしょ。

でも、わたしは怒るよ」

 

 

幼い男の子は、しばしば泣いている。

 

どうして泣いてるのかが分からないと

傍で見ていて不安になるけれど

言葉にならない想いが涙になって溢れているのかもしれない。

 

それに、ただただ泣きたくなることもある。

笑いたくなるのと同じ。

何だか泣きたい気分。

 

「涙タンクが空っぽになったら、

また新しい涙でいっぱいになる」

 

涙がどんどん溢れてきて

ポロポロ涙をこぼしている

よく泣く息子の傍らで

そう思った。

 

よく泣く男の子だった息子は

いつも機嫌の良い穏やかな人になり

 

感情的になって話す母親を

 

「意見の違う人と話す時、

自分が絶対に正しいと思いながら話す言葉は

相手にとって暴力にしかならないと思うよ」

 

なんて、落ち着いた口調で諭すようになった。

 

 

今では、

言葉が無力ではないことを知っている。

 

 

パートナーや家族、友達。

自分の近しい人たちへ

きちんと感情を伝えたい時がある。

 

でも、

本当に伝えたい感情ほど

うまく伝える言葉が見つからない。

 

「男の子だから泣いちゃダメ」

「女の子だから怒っちゃダメ」

 

そう言われて、

むき出しの感情を爆発させてしまったり

感情を押し殺して黙り込んでしまったり。

 

 

どちらも、

自分も相手も傷だらけにしてしまう。

とてもつらいことだ。

 

やわらかに。

しなやかに。

 

言葉を丁寧に紡ぎだす。

 

耳を澄ませ、

声をよく聞き

互いの声が織り成す

響きを感じながら。

 

大事にしたいのは

いつでも、自分自身の

本当の声で話しをすることだ。