これは何って、聞かないで。聞きたくなったら、自分で考えて。
引越しする時、お隣に住む老婦人に、娘は絵を描いてプレゼントした。
帰り道、娘がぽつりと言った。
「さすがよね。『これは何?』って聞かなかったもん。『これは迷路ね』って言ったわ。
『これは何?』って聞かないで『自分で考えて欲しい』って思うわ」
6才の娘が描いた迷路の絵を84才の友達が受け取って、さよならの挨拶をした。

4年生の時に、娘の教室でクラスメートに話しをした。
「きっと、『どうしてみんなと同じじゃないの?』って聞きたくなることが、たくさんあると思います。
そういう時、『どうしてなんだろう?』って、よかったら考えてみてください。
そうしたら、いつか答えが分かるかもしれないし、もしかしたらずっと分からないままかもしれない。
でも、そういうモヤモヤして答えがすぐ出ないことを、人に聞かないでぜひ自分で考え続けてみてください」
心配ない、大丈夫。
秩序は常に自分の内側にあり、
世界はいつでも混沌としている。
自分自身で問いを立て、
答えが見つかるまで考えよう。
心の静寂に耳を澄ませ、穏やかな眼差しで
この世界の美しさの極みを見つめ続けよう。
真理を分かち合う探求者として
愛し愛されて生きる喜びの中で、
この世界を遊ぼう。
もりやゆうこ HSP・HSC/ギフテッド専門カウンセラー