HSCにはハーモニーを感じる「敏感力」があります。。。

HSCに関わる全ての皆様へ

 

HSPがだんだんと知られるようになってきたこの頃、今一度『ひといちばい敏感な子』(※)の 「ー日本語版の発刊に際してーHSCを育てることは、世界への大きな貢献になるでしょう エレイン・N・アーロン」と題された423-439ページを熟読し、HSPの本質的価値と存在意義を再認識していただきたいと存じます。

 

そうすることで、HSCを巡る環境や周囲との関わり方はぐんと良くなる、私はそう考えているのです。

 

HSPもHSPではない人も、多様な違いを認め合い、相互に補完し合う社会を創造する。そのためには、エレイン博士が提唱する人一倍敏感な人の4つの性質DOESの全てが当てはまらなければおそらくHSPではないということ、特に誤解されやすい「深く処理する:Depth of processing」が一般的な「深く考える」という概念とは違うこと、この2点が知られることがとても重要です。

 

繊細すぎるという眼差しで吟味される環境では、HSCが本当の姿を見せることは決してありません。HSPのさまざまな行動の根底にある4つの性質DOESについての確固たる理解があってはじめて、敏感力が「生きる力」となって活かされるのです。反対に、周囲が無理解なままHSCに関わると敏感力が隠れてしまって「生きづらさ」や「育てにくさ」だけが表れてしまいます。

 

「人一倍敏感な子」は本来ならとても穏やかで機嫌の良い愉快で優しい子なのです。

 

自分と会わない空気に同調することは出来ませんが、ハーモニーを感じる「敏感力」を持っています。

HSCがいるだけで周りの人の心を自然に中和させる、そんな不思議な力です。一緒にいると穏やかで楽しい心持になって空間が和らぎます。皆が落ち着いて良い感じになります。

 

もしも、HSCに育てにくいと感じる様子が見られるとしたら、それは環境に何らかの問題があって困っているから助けて欲しいというSOSサインなのです。

 

(※)『ひといちばい敏感な子』エレイン・N・アーロン著 明橋大二訳(一万年堂出版2015年)