自分を信じるというのは、表に見えている自分だけでなく自己の内側の見えないところも含む、全てを包摂した「わたし」を信じるということです。
今の時点の自分を認めないところを出発点として何者かになろうと頑張る人生を生き続けていると、自己否定が常態化してしまい承認欲求が止みません。
ありのままの自分を認めるということは、「わたしは、もうわたしになっているのだから、何者かになろうとしなくていい」ということです。
スタートはここです。
わたしはいつもわたしのままで、人生を味わうことができる。それが生きるということです。
「人はなぜ生まれるのか、人はなぜ生きるのか」 この問いに答えをくれたのは二人のこどもたちでした。
「人は、生きるために生まれる」と
「人は、生きるために生きている」と。
生まれるのも、生きるのも、生きるため。
したいことをするというのは欲望のままに生きるのとは違います。
誰かの「あなたはこうすべき」という期待に応えるために何かをするのではなく、自分自身の直感によって自分が今すべきことを知り、それを決断し、するということです。
どのように生きるかは自由なのです。

アルフォンス・ミュシャ「四つの星ー北極星ー」
ポラリス(北極星)が旅人の道しるべとなったように、全ての人々の内なる声が行く手を示す星灯りとなりますように。
もりやゆうこ HSP・HSC/ギフテッド専門カウンセラー