HSP・HSC / ギフテッド
HSP・HSCとギフテッドについて
HSP(Highly Sensitive Person)・HSC(Highly Sensitive Child/人一倍敏感な子)とは、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した「感覚処理感受性(Sensory Processing Sensitivity)」という気質概念に基づくものです。
HSP・HSCには、以下の4つの特徴があるとされています。
- ① 深く処理する
- ② 刺激を受けやすい
- ③ 感情の反応が強く、共感性が高い
- ④ ささいな刺激や変化を察知する
アーロン博士は、この4つの特徴を「DOES」として説明しています。
ただし、HSP・HSCとギフテッドは同じものではありません。
ギフテッドとは、高い認知能力、特定領域での突出した能力、創造性、複雑な思考力などを含む教育・発達上の概念です。
一方で、HSP・HSCとギフテッドには、
- ・深く考える傾向
- ・豊かな感受性
- ・強い好奇心
- ・周囲から多くの情報を受け取る傾向
など、共通して見られる特徴もあります。
そのため、両方の特性を持つ人もいますが、すべてのHSP・HSCがギフテッドであるわけではなく、すべてのギフテッドがHSP・HSCであるわけでもありません。
それぞれの特性を正しく理解することが、自分自身や子どもへの適切な理解につながります。
敏感な子どもへの理解と受容
人一倍敏感な子どもは、周囲の期待や環境の変化を強く感じ取ることがあります。
そのため、周囲に合わせようと努力する中で、本来持っている好奇心や創造性、自分らしい表現を抑えてしまうことがあります。
だからこそ、まず大切なのは、その子の感じ方や考え方を否定せず、安心して自分でいられる関係を築くことです。
子どもが「自分はこのままでよい」と感じられることは、自分の特性を理解し、未来に向かって力を発揮していく土台になります。
根っこのこどもたちのカウンセリングについて
(現在募集は終了しています)
根っこのこどもたちのカウンセリングは、この世界で自分の感性や認知の特性を大切にしながら、自分らしく生きることを目指すHSP・HSCや、ギフテッド特性を持つ方のためのセッションです。
「人一倍敏感である」という気質は、治すべきものではありません。
敏感さとは、周囲の刺激や情報、人の感情、物事の細かな変化を深く受け取り、豊かに感じ取る力でもあります。
一方で、刺激を受け取りやすい特性ゆえに、日常生活の中で疲れやすさや生きづらさを感じることもあります。
大切なのは、その特性を否定したり抑え込んだりすることではなく、自分自身の特性を理解し、自分に合った環境や方法を選びながら、その力を活かしていくことです。
全3回の継続カウンセリングでは、HSP・HSCやギフテッド特性を持つ方が、自分らしく社会と関わるために大切な以下のポイントを中心に、セルフマネジメントの方法を一緒に学びます。
- ① バウンダリー(境界線)の築き方
- ② ダウンタイム(休息・回復の時間)の取り方
自分と他者との境界を理解し、自分に必要な休息を確保することは、感性を守りながら社会と関わるための大切な力になります。
自分の内側で起きている感情や感覚に気づき、それを適切に扱えるようになることで、感情を無理に抑え続けたり、限界まで我慢した結果として苦しくなったりすることを減らしていくことができます。
また、自分が感じ取った世界や考えを、自分なりの方法で表現し、人と分かち合うことは、その人自身の力や可能性につながります。
敏感さや豊かな感性は、本人を苦しめるものだけではありません。
自分自身の特性を理解し、周囲との関係を築きながら、その感性を自分の人生の力として活かしていくこと。
そのためのサポートを行っています。
参考文献: エレイン・N・アーロン著、明橋大二訳『ひといちばい敏感な子』(一万年堂出版、2015年)
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